隈本コマの歴史

隈本コマの歴史

1899年(明治32年)「独楽工房 隈本木工所」として創業

隈本木工所の前身は八女の伝統工芸である提灯、仏壇の部品加工。
木の加工技術を生かして1899年に福岡県八女市吉田に工房を構え、夏は線香花火など手持ちの花火(現在は製造しておりません)、冬はこまの製造・販売をスタートしました。
また、家具の街・大川の家具工場から依頼されて家具部品の製造も行い、現在でも大川との取り引きは続いています。

2002年(平成14年)木のおもちゃ作りをスタート

こまのほか、けん玉や積み木など、木を使った子どものおもちゃ作りを開始。外部のおもちゃデザイナーとも提携し、「気分屋けん太くん(けん玉)」や九州産の木材にこだわったつみきなど、「GOOD TOY(グッド・トイ)」選定のおもちゃを生み出してきました。

2006年(平成18年)オンラインショップをスタート

インターネットを使った通信販売を開始。八女から遠方の方でも、木のおもちゃの注文がしやすくなりました。
また、2006年は隈本木工所の工場が火災で全焼。多くの方の応援をいただき、新工場を建設。福岡で唯一の「八女こま」を製造する木工所として、活動を再開しました。

2013年(平成25年)けん玉の「気分屋けん太くん」がグッド・トイ2013に選定

2014年(平成26年)「ぐっポス」が第16回福岡デザインアワードで大賞を受賞

隈本木工所に導入した3Dの木工機械を使用し、筆記の際の姿勢を良くする教習具「ぐっポス」を開発。地元材である八女スギに人間工学を踏まえたデザインが結びつき、福岡発の新たな商品として高い評価を受けました。
また、2014年は隈本木工所ショールームがリニューアルし、歴史ある木造建造物が白の漆喰壁など和モダンな空間に生まれ変わりました。

2015年(平成27年)ラクコマがグッド・トイ2015年に選定

「日本で1番回しやすいこま」を目指して開発した「ラクコマ」。
ひもを巻きやすいように、3Dの木工機械でこまの下部分にらせん状の溝を入れ、「簡単に回せる」と幼稚園・保育園で大人気になりました。

2018年(平成30年)隈本木工所にワークショップ・ルームがオープン

木のこまの色付け、木のアクセサリー作りなどを体験できる部屋が完成。
隈本木工所で定期的にワークショップを開催しています。